RAC2試験設備を解体しました
2026年05月
1985年10月に竣工したルームエアコン用の試験設備RAC2、当時は日本冷凍空調工業会(以後、日冷工)機器性能検定所において、ヒートポンプの性能試験が行える最先端のバランス形カロリーメーターとして稼働を開始しました。その後、約40年間に渡りルームエアコンの性能試験用に活躍し、2014年以降、後継設備となるバランス形カロリーメーターRAC4の稼働が軌道に乗ると、当研究所は、依頼試験用として積極的に活用するため、2019年9月に日冷工よりRAC2を購入しました。
購入後はメンテナンスをしながら5年間順調に稼働し、当研究所の依頼試験用に色々なプロジェクト活動に貢献、2021年から2022年にかけて取り組んだASEAN CSPFプロジェクトでは、ASEANの主要なエアコン試験所とのラウンドロビンテストを実施、参加試験所の試験技術の構築に活用できたのは記憶に新しいところです。
その後、エアコンの依頼試験に使用する設備が、エンタルピー測定装置に徐々にシフトしていく中で、2025年1月にRAC2の制御盤が故障し、復旧に大きな投資が必要となるため、費用対効果を十分検討の上、解体、廃棄することを決断しました。試験設備は老朽化し、いつか故障しますから、やむを得ないことです。私たちは、長年に渡ってRAC2を活用できたことに感謝するとともに、次期試験設備の建設につなげていきたいと思います。




