トピックス


岸本理事長所内講話

2024年11月

本年度就任された岸本理事長が11月12日に来所され、私たち職員に講話をしていただきました。「良い失敗のすすめ」と題して、日常業務において起こる失敗の考え方について参考になるお話がありました。

人間は失敗をするものであり、起こった失敗の責任の追及ではなく原因を究明し、失敗の要因を知識化することが重要、また、失敗情報を伝達していくことが大切であり、上手く行かなかった方法を教えることも効果があるなど、先人たちの失敗事例を挙げ、大変興味深いお話をしていただきました。

岸本理事長所内講話の様子

ASEAN試験機関との交流を再開

2024年11月

日本空調冷凍研究所(JATL)は、2012年よりこれまで、いくつかのプロジェクト活動において、ASEANのエアコン性能試験機関との間で能力可変形ルームエアコン(インバータエアコン)の性能試験技術支援を行ってきました。しかし、COVID-19パンデミックの期間は、現地で直接支援ができませんでした。そこで、これまでに築いた良好な関係を継続するため、今年度から、工場審査や研修で海外工場を訪問する際に、近隣の試験機関に立ち寄り情報交換をすることにしました。

9月にインドネシアを訪れた際は、B4T*、BRIN*を訪問、試験設備の稼働情報や状況等について意見交換を行いました。また、11月にタイを訪れた際には、EEI*を訪問し、大容量の新試験設備を見学することができました。JATLは、ASEANのエアコン性能試験機関の間で測定結果の差異を極力小さくするための活動を行ってきました。これからも試験機関を訪問し、交流を継続したいと思っています。

B4T:Center for Materials and Technical Products
BRIN:The National Agency for Research and Innovation
EEI:Electrical and Electronics Institute

スクリーンのイメージ
EEDAL’24参加イメージ
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EEDAL’24参加イメージ

EEDAL’24に参加

2024年10月

欧州委員会の直属機関JRC(Joint Research Centre – European Commission)特別支援の下、株式会社住環境計画研究所と北九州市立大学主催のEEDAL’24(12th International Conference on Energy Efficiency in Domestic Appliances and Lighting)が2024年10月7日~9日に北九州国際会議場で行われ参加した。

EEDALは1997年から欧州諸国で開催されており、家電製品や照明などのエネルギー高効率化を目的とした国際会議で、省エネ技術、消費者動向、政策プログラム等における最新動向を議論する国際的なイベントとして位置づけられ、2017年に北米、2019年には中国で開催されるなど、国際交流の範囲が広がっている。今回の日本開催はハイブリッドで行われ、欧州を中心とする全22か国、188名が参加し、パラレルセッション、全24セッション83本の投稿があり、他にも、有識者による基調講演や特別講演が行われた。

当所からは、2021年~2022年に当所が参画したASEAN*1 CSPF*2 プロジェクトにおけるASEANのエアコン性能試験所に対する試験技術向上への取組みを発表した。
*1:Association of Southeast Asian Nations
*2:Cooling Seasonal Performance Factor

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日空研業務管理システム 「J-CLIENT+」を開設

2024年8月

業務効率を改善するため、日常のルーティン業務をDX化するソフトウェア「J-CLIENT+(ジェイ・クライアント・プラス)」を導入しました。

J-CLIENT+(ジェイ・クライアント・プラス) Corporate Catalystのロゴマーク

昨年度、ソフトウェア会社と契約し、十分に構想を練って考えた詳細な仕様を基に完成、ようやく運用を開始することになりました。日本冷凍空調工業会の検定制度の運営を主体に、多くの方にご利用いただくため、セキュリティには万全を期した運用を目指しました。

Webシステムとして動作するこのアプリは、業務種別、及びメーカごとに分けられた個別のグループと日空研との間で、簡単・確実・安全にメッセージや電子ファイルの交換を行い、Eメールや電話での情報連絡をほぼ無くすことができます。また、このシステムでの情報交換は、リアルタイムチャット方式を採用しているため即時性にも優れております。

今後、多くの方にお使いいただき、より良いものになるようアップデートもして行きます。

情報公開を更新しました

2024年6月

2023年度事業報告書・決算報告書、2024年度事業計画書・収支予算書及び2024年度 役員名簿を掲載しました

情報公開のページへ

2024年度 ⽇空研期初会議を開催

2024年5月

 5⽉7⽇に2024年度⽇本空調冷凍研究所「期初会議」を開催しました。齋藤理事⻑にご出席をいただき、所⻑、並びに企画部、業務部、試験部の各部⾨⻑より、2023年度の総括と2024年度の計画について全職員に対して報告を⾏いました。

 会議の終わりに齋藤理事⻑より、エアコン性能試験において、今後、新しい試験⽅法が規格化されて⾏くので、⽇空研でも評価・検証が必要になる。また、試験⽅法に関して対外的に発表できるようになって欲しいとのご講評をいただきました。

2023年度 日空研 技術報告会を開催

2024年3月

 3月12日に日空研において「技術報告会」を開催しました。これはテーマを独自に設定し、日常業務を通じて、また、独自の検証方法等により、研究活動の成果を発表する場です。数多くの試験を行う過程で気づいた課題や疑問を持ったデータなどを元に研究成果を発表し、毎回活発な討議が行われます。今年のテーマは以下の通りです。

「不確かさ値の計算方法の見直し」

 エアコンの能力測定における不確かさを要因別に分析し、ISO/TS 16491に基づき計算方法を見直すことによる再評価について報告が行われました。

 弊所では、技術報告会を自己啓発や能力開発の場として開催しています。

技術報告会の様子